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人間と比べて犬は感情の表現方法がかなり限られているのにも関わらず、非常に
豊かな感情を表現します。犬を飼う動機は、人さまざまだと思いますが、一緒に暮らし
はじめると、一緒にいる楽しさもそうですが、人に対しての感情表現を見る楽しさを
経験するために飼っているような錯覚におちいります。
人間は高度な脳と身体能力をもっていますが、五感の面では犬にかないません。
犬の聴覚は、人間の20ヘルツから20キロヘルツに対し、7〜10万ヘルツまで聞くことが
できます。超音波も聞き取れる能力が人間よりはるかに高いそうです。
また、嗅覚は人間の100万倍ともいわれるほど優れています。このような五感の鋭さと
本来もっている精神的DNAが、犬をして非常に表現豊かな動物に作り上げたのでは
ないでしょうか。
人間もそうですが眼力というものがあります。迫力のある目ではなく、言葉をしゃべれない
分、目の表情によって相手に自分の意思を伝える方法です。俳優の人たちがよく言う
目で演技するということでしょうか。この点についても、人は犬にかなうことはないでしょう。
私は幸いにして、犬が亡くなる30日前から、ほぼ24時間つきっきりで看病し、最後も
腕の中で亡くなりましたが、その期間の感情表現の豊かさは、とても人間の比ではなく
人間と全く同じこころを本当はもっているのではなかと錯覚したほどです。
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